[ 明日、謝ります。] 第一部は、 こんな話でした。 東部田舎育ちのカエル・ソンターク・ソラは、女にも似合わぬ勉強好き。田舎の常識に逆らって中央の技能工芸学院へ入学したよ。 ところが、外見がダサいために、イケてるリーダータイプの男子生徒、イル・カフカス・イラカにイジられて嫌になるよ。ドロップアウトしそうになった彼女を助けたのは、謎の学者カイデン・ライカス・ネコ。彼は学院を追い出されたワケありのおじさんで、ソラに学問の基礎や生きる心構えみたいなものをちょこちょと教えてくれるよ。 学院では、近年、英雄クラレイ・ファル・クローヴィスが創始したアルスス学が流行っていて、イラカもその筆頭だよ。 この世界では、多数の神様が力を持ち、天地の運行を司っているけれど、基本的に人間には無関心だよ。ただ、正しい手順を踏んで、何年も信仰心を捧げれば、その個人の願いに応じて力を貸してくれることもあって、その知識を追求する人のことを、学者と言うよ。 ところが、クローヴィスの呼び出した神アルススは全く信仰心を問わず、ものすごく簡単に強い力を人に与えてくれる不思議な神だよ。この学問の流布によって学者たちは従来の地道な学問をしなくなり、学院は物理的な力を手にしたアルスス学者によって牛耳られているよ。 ついにソラはイラカと「ケリをつけようや」ということになって、学院地下の『神階』で対決するよ。けれどその対決をきっかけに、お互いになんとなく相手への理解が芽生えてくるよ。ところが同時に学院ではアルスス学者同士の仲間割れによるクーデタが起きて、ソラ達もそれに巻き込まれてしまったんだ。 人質たちの命を助けるため、封印されていた英雄クローヴィスを起こすソラ。でもなんか、すごくとんでもないものを起こしてしまったような感じがするよ。まるで、かつてクローヴィスが、戦争を止めるために知られざる神、アルススを起こしてしまったみたいにね。 ぜいぜい。 |
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[ そのほか補助知識 2] ◆この世を司る神様のはなし それぞれの名前をとって学問名とする。なお、神には性別も人性もないが、民間では古来より人の姿で具象化されることが多い。
随時追加 |
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